sunarit’s blog

Unity開発の備忘録

Instant Good Day

前にセールの時に購入していた「Instant Good Day」を実際にテストしてみました。
バージョンは1.4です。
この「Instant Good Day」で何ができるのかというと、いわゆるDay/Nightサイクルを実現するアセットです。オープンワールド系などのゲームで実装されている、昼 -> 夜 -> 昼 -> 夜が表現可能になります。
有名どころでは「Time of Day」や「Sky Master ULTIMATE」などがあり、この「Instant Good Day」は新参ということになります。
「Instant Good Day」の特徴は、その名の通り、「手軽(Instant)」です。
とりあえず、インポートしたアセット内にあるInstantGoodDayプリファブをヒエラルキーに放り込めば完了です。
後はUnityのプレイボタンを押せば、昼 -> 夜の繰り返しが実現します。
下のGifアニメは24時間の時間経過を10秒で再現するようにセットし、iPhone上で実行したものです。
f:id:sunarit:20150829020633g:plain

スクリプトから任意で時間を指定するのもとても簡単で、
SetMilitalyHour ();
に時間を放り投げれば任意の時間に設定することも可能なので、DateTimeでデバイス時間を取得し、InstantGoodDayの時刻を設定する、というのも簡単です。

また、この「Instant Good Day」はDay/Nightサイクルを通常のアニメーションデータを使用することによって実現しているため、明るさ等のカスタマイズも簡単ですし、実行プロセスもかなり軽量です(アニメーションデータ分、使用メモリが増えていますが)。

と、ここまでいいことずくめのように聞こえますが、欠点は表現が非常にシンプルということです。
悪く言えば単調です。
このアセットを使用したアプリケーションはみな似通ったものになりそうな気がします。

最後に。
あくまで個人的な評価ですが、「Time of Day」、「Sky Master ULTIMATE」と比較してみました。

【セットアップ難易度(面倒さ)】
Instant Good Day < Time of Day << Sky Master ULTIMATE

【表現力 = カスタマイズの自由度】
Instant Good Day << Time of Day << Sky Master ULTIMATE

CPU使用率(設定にモバイル最適化がある場合は最適化しています)】
Instant Good Day < Time of Day < Sky Master ULTIMATE

冒頭でも述べましたが、この「Instant Good Day」は半額セールで購入価格は15USDでした。
セットアップ難易度ほぼゼロというメリットは、「とりあえずDay/Nightサイクルを入れたい!」という思いに十分応えてくれるものだと思いますが、通常価格である30USDだと、ちょっと高いなっていう気もします。

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